活動歴30年超!歩くことでメンタルも整える、ウォーキングプロデューサーのOK和男氏にお話を伺いました!


2020年7月7日

今回は日本肥満予防健康協会とも親交が深く、協会立ち上げ時には肥満予防健康管理士の指導者としても尽力したOK和男氏の登場です。

ウォーキングプロデューサーとして活躍しているOK和男氏は、歩くことを通じて美容と健康を伝えるだけではなく、健康促進のためのイベントの主催や体を壊さないトレーニング方法の指導など、多岐に渡り活動を展開しています。

活動歴なんとの30年以上!歩くという行為を通じて何を伝えてきたのかじっくりとお話を伺いました。

 

 

どのような経緯でお仕事を始めたのですか?

私は高校生の頃から人前に出る仕事をしていて、当時はアクション俳優やダンサーとして活動をしていました。とにかく連日体を酷使し、どこか調子が悪くても無理して舞台に立つような生活を続けていたので体への負担は相当だったと思います。自分のパフォーマンスを向上させたい、もっと派手なアクションをやってみたいという気持ちが強く、自分の限界を超えるようなトレーニングを毎日やっていました。

そんな中、睡眠時間もろくに取らずにひたすらアクションを続けていたら、ある時本当に体を壊してしまったのです。その時は「安静にしなさい」と医者に言われて大量の痛み止めを頂きました。今までは何かあっても動いて治すということを繰り返していたので、医者から言われた「体を動かすことは禁止」というのは、いつも通り無視しました。しかしその時ばかりはどんどん悪化して、24時間激痛で歩くことはおろか、まともに眠ることさえできなくなりました。

とにかく体を動かせないことに納得がいかなかったので、派手に体を動かさなくても日常の動作から健康になる方法はないかと模索しました。歩くことももちろんそうですが、さらにさかのぼって呼吸を整えることであったり、歯を磨く、食事をするなど、日常の些細な動作の全てまでが含まれます。これらをひとつずつ見直すことによってもトレーニングになると確信しました。

 

“歩く”という行為に着目したのはなぜですか?

自分の講演やセミナーなどで、来場者が日頃どのくらい体を動かしているのかを聞くことがあります。例えば「昨日、筋トレしたり走ったりした人はいらっしゃいますか?」と聞くと会場は静まりかえりますが「昨日、歩いた人はいますか?」と聞くとみなさん手を挙げます。当然ですよね。そこで、誰もが当たり前のように毎日やっていることにトレーニングをくっつければ、無理なく続けられるものになるのではと思ったのです。

実際に歩き方を改善するだけで、相当なトレーニング効果を得られますよ。ある方はウォーキングだけで腹筋が割れたと言っていました(笑)正しい姿勢やウォーキングは病気の予防にもなり、頭痛や肩こりの改善や肥満予防にもなるのです。これがランニングでは少し事情が違って、ランニングは体が宙に浮く瞬間があるので着地したときに体に自分の体重の数倍もの大きな負荷がかかります。適量であれば良いのですが、やりすぎると体を壊してしまうリスクがあります。しかし、ウォーキングであれば子どもからお年寄りまで誰もが気軽に行うことができます。私は年齢や性別に関わらず広くみなさんに健康になってほしいので、身近な行為を通じて健康な体をつくるお手伝いをしていこうと思いました。

 

普段の活動を具体的に教えてください

基本はウォーキングプロデューサーということで、ウォーキング指導をしています。芸能事務所やモデル事務所などでプロの方々を対象にグループレッスンを行うこともあれば、地域のイベントで一般の方を対象に行うこともあります。パーソナルトレーナーとしてマンツーマンで指導をしている方もいますね。そして、ウォーキングだけではなくダイエット、筋トレ、食事、マナーなど指導内容は多岐に渡ります。関わる人も様々なので楽しいですよ。そしてここ数年では男性の方への指導も増えていますね。日本の経営者や政治家も姿勢や歩き方への美意識が年々高まっている気がします。

他に、地域活性イベントにも積極的に関わらせていただいています。例を挙げると江戸川区の子育て支援団体「ハギュット」で指導をさせていただいており、最近もコロナ禍で運動不足になった方へ向けた体操を動画配信しました。

ハギュットマン体操はこちら!

私の活動はウォーキング指導が多いので屋外で行うものが多く、コロナ禍では中止を余儀なくされたものも多いのですが、このように体操やトレーニングなどはオンラインでも展開することができるので、柔軟に取り入れていきたいと思います。

 

コロナ禍でオンライン化した活動はありますか?

オンラインでも活動してみたら?というお話は以前からいただいていたのですが、私の活動にはあまり向かないと思ってその時は乗り気ではなかったのです。しかし、そうも言ってられなくなりましたよね。だから、ここ数カ月ではかなり積極的にオンラインでも発信するようになりました。

具体的には体操や筋トレ、エクササイズなどの動画をYou Tubeで配信しています。動画は誰でも見れるように自身のHPやブログに貼り付けています。パーソナルトレーナーとして指導をしているお客様には、Zoomによる指導もしました。Zoomはすごい勢いで広がっていますが、地方在住の方で受講をあきらめていた方などには便利なツールだと思います。一昔前とは通信速度もデバイスも比べ物にならないほど進化したので、自分の活動でもオンライン化できる部分はどんどんやっていきたいですね。

 

今後の活動の展望をお聞かせください

ここ数カ月でみなさんの健康への関心はかなり高まったと思います。

家にいる時間が長くなったので運動不足から体の不具合が生じたり、いわゆる“コロナ太り”になったり、あるいは新しいウィルスへの備えから免疫力を高めようと思ったりと、それぞれが「健康であることの重要性」を実感していることでしょう。

もともと日本人は座る時間が長いとも言われていますし、毎日のデスクワークで血流も悪くなっている方も多いと思います。私はウォーキングだけではなく、呼吸やストレッチ、食生活などの要素からも健康にアプローチし、一人一人が少しずつ理想の体に近づけるようにお手伝いをしていきたいと思っています。

また、今はマスク不足問題で多くの企業がマスク市場に参入していますよね。この延長で、これからの企業はマスクだけではなく健康市場にも参入してくるところも増えてくるかもしれません。そのような時に私の持っている知識やノウハウを企業に提供して、共に商品やサービスの開発を行っていきたいという思いもあります。自分自身が昔さんざん健康に苦しめられ、あらゆる方法を模索して克服してきたので経験からわかっていることもあります。30年以上も活動をしているので、言えることはたくさんありますよ(笑)

 

ウォーキングをはじめとする自身の活動を通じて、一番伝えたいことは何ですか?

私は体の痛みや心の痛みに潰れそうな時、いつもトレーニングによってメンタルを保ってきました。

心と体は密接で、トレーニングをして体を鍛えている時は「負けないぞ!」って気持ちになれるのですよね。食べ物によっても精神状態が変わりますし。あるお医者さんが「うつ病は薬ではなく食事・運動・睡眠を中心とした生活習慣の改善で治る!」と言ってましたが、その通りだと思います。

そして姿勢もメンタルに影響します。猫背で下を向いていると気持ちまで暗くなりますが、胸を張って顔をあげて歩いていれば前向きな気持ちになれます。結局私が伝えたいのは心の元気なんですよね。でも、いきなりメンタルにダイレクトにアプローチするよりも、ウォーキングという入口を設けて伝える方が安心感があるなと思って今のような活動形態になっています。ウォーキングもストレッチも、体だけではなく心への効果も絶大ですよ。姿勢一つで、そして歩き方一つで変わってくることはたくさんあります。毎日誰もが当たり前のように行っている所作を見直し、整えることによって、その人の活力を引き出していきたいですね。